歌ってみたMIXの依頼方法と相場を解説
今MIX師を探している人で歌い手初心者さんは相場を知らなくて不安に思っている人もいるかもしれません。MIX師の価格には大幅なバラつきがあります。それが余計に分かりにくくしてしまっているかもしれません。
分かりにくいMIX師相場ですが、できるだけ簡単に理解しやすく解説をしていきます。
MIX師の相場も重要です。しかし、もっと重要なのは依頼の仕方やマナーの部分です。この部分についても詳しく解説をしていきます。
歌ってみたMIXの相場

MIX師の相場には趣味程度~プロまでが依頼を受けています。その金額差が歌い手初心者さんを混乱させているMIX師相場の原因になっています。しかし、以下のような4段階の指標を持っておけばもう迷うことはないでしょう。
この4段階について詳しく解説していきます。
0~3000円(実績作りで受けている金額)
まず0~3000円の低価格帯で活動している方はまだ実績がないもしくは浅いです。そのため、金額を高く設定してもまだ受注ができないことを分かっています。
ここの段階の価格帯はクオリティに非常にバラつきがあるため選ぶのが難しいし、失敗もしやすいというのが特徴です。
もちろん上手い人もこの中にはいます。しかし、数多くのMIX師の中から上手い人を選ぶことはかなり難しいです。この価格帯で依頼をしたいという人はクオリティを犠牲にしてでも安く抑えたいという人は選んでみてもいいかもしれません。
3000~5000円(趣味程度でやっているクオリティ)
ここの段階まで来ると趣味や音楽で食べていくために準備でやっている人が受けている人が出てきます。しかし、この価格帯の方もクオリティにかなりバラつきがあるのが特徴的です。
無償~最低価格の価格帯よりは安定していますが、それでもまだクオリティがバラつきます。低予算でしかMIXができないという方は最低限ここの価格帯で行うことをおすすめします。
5000~10000円(音楽業界の見習いや学生が受けている金額)
知識がある音楽業界の見習いや学生が多い価格帯です。素人から経験を積んでミックスが上手くなった人もここでは活動している人がいます。クオリティもこのくらいの金額を出すと安定してきます。
自分の作品のクオリティを最大まで持っていきたいというこだわりがある方はこの価格帯で依頼してみると上手くいくかもしれません。
10000円~(ミックスのプロがやっていることがほとんど)
ここまで行くとほとんどプロのミキシングエンジニアがやっている事が多いです。プロクオリティでミックスして欲しいという方はこの価格帯からがスタートです。有名なエンジニアさんや企業に依頼するほど金額は高くなっていきます。
プロクオリティでやりたいという方は主に制作会社に依頼することになると思います。コストはかなりかかってしまう事は覚悟の上依頼するようにしましょう。
歌ってみたのMIX師はどうやって探す?

歌い手初心者さんはMIX師の探し方を知っているという人は少ないと思います。MIX師は沢山いるのになんで見つからないんだろって悩んでいる人もいるかもしれません。そのような悩みを解消できるように詳しく解説していきます。
SNSから探す
まず依頼を気軽に行えるのはSNSです。特にXでは日々依頼の募集をしている人や困っていますとポストすると営業のリプライやDMをもらえます。MIX師は日々検索で困っている歌い手さんのポストを探しています。
まずはXでMIX師募集のポストを投稿してみてください。凄い数のMIX師からリプライやDMが届くと思います。その中から自分に合った方を選んでみてください。
できるだけポートフォリオサイトを持っているMIX師さんを選ぶことがポイントです。ポートフォリオサイトがある方はその人の人となりや作品傾向を見ることができます。
ポートフォリオサイトはそういった判断材料にも使うことができるので確認するようにしましょう。
クラウドソーシングから探す
Xなどで募集してリプライやDMが来なかったという方はクラウドソーシングサイトで探してみるのがいいでしょう。クラウドソーシングというのは、自分のスキルを販売したり、依頼を受けたりできたりする場です。
このサービスは価格競争が激化しているため、企業やSNSよりも低単価で依頼をすることができる可能性があります。しかし、クオリティにバラつきがあるため少し博打要素が絡んできてしまう部分があります。
クラウドソーシングで有名な企業はココナラ、クラウドワークス、ランサーズです。しかし、クラウドワークスやランサーズはかなり音楽系の案件が少ないためユーザーがいません。
音楽分野で依頼したい場合はココナラをおすすめします。ココナラなら音楽系の案件も充実しているため選びやすいです。
制作会社を探して依頼する
クオリティを一番担保しやすいのは企業に依頼することです。雇っているプロが在籍しているため、クオリティが高く納品の納期も守られる傾向にあります。当たり前ですが企業は信用命です。信用がなくなれば依頼がなくなって倒産します。
そういった部分もあるので、クオリティや安心して依頼を任せたいという方は企業に依頼するのがいいと思います。その代わりプランが細かく追加料金が発生しやすいのと基本料金が高いのがデメリットです。
どのような人に依頼したらいい?

どうしても依頼には不安はつきものです。しかし、出来る限りその不安も感じずにいたいです。そういった場合どのような人に依頼したらいいのか。それを解説していきます。実はMIX師依頼の90%は人間性で選んだ方が上手くいきます。そのことについて解説します。
納期を守る
依頼をする以上納期は守って欲しいですよね?それができる人とできない人がいます。フリーランスや企業なら納期は必ず守ると高を括ると痛い目にあいます。わりと納期を守れないフリーランスは多いです。
フリーランスは基本自己管理の世界です。自己管理の世界ということは自分の管理ができない人は納期はほとんど守れません。
どうやって見極めるの?と思うかもしれませんがクラウドソーシングの場合は簡単です。クラウドソーシングの場合はレビュー機能があるため、そこを参考にすると納期の失敗はしにくいです。
横柄な態度を取らない
たまにいるのが横柄な態度や態度が悪いフリーランスがいます。そういった人には依頼しないのが良いです。その理由はやり取りのストレスで満足度が極端に低下します。しかも、そういう人は大抵納期に遅れます。
できるだけ、態度が悪いフリーランスとだけは関わりを持たないようにしましょう。
レスポンスが早い
緊急性が高い連絡や進捗確認連絡を長期間放置されたらクライアントなら誰でも嫌です。依頼というのはそれほどの不安が付きまといます。なので、できるだけレスポンスは早い人を選んだ方がいいと思います。
こんなはずじゃなかったとなりやすい状況は連絡が滞ることで起きやすくなります。連絡は6時間~12時間以内に返される人を選ぶといいです。そもそもが1時間2時間でレスポンスがあるのは会社員の副業の方やフリーランスで忙しい人は不可能に近いです。
集中して作業して時間で決めて返信している人もいます。
レスポンスが早いといっても1時間2時間ではなく6時間~12時間と考えておくと不安も感じにくいと思います。
対応が丁寧
ここは意識した方が良いところです。対応が丁寧な人は自分のクオリティと満足度を極限まで上げてくれる可能性があります。対応が丁寧な方が担当してくれるとまたこの人に頼もうかなって気持ちになりますよね?
実は満足度はクオリティより対応の丁寧さに直結してきます。
対応の丁寧さってどこで分かるの?って疑問になりませんか?気になったMIX師さんをSNSで検索してみてください。わりと情報があることがあります。クラウドソーシングの場合はレビューを確認してください。ここの反応で分かります。
基本は技術や金額面だけでは決めないのが失敗しないコツ
実はMIX師を選ぶ時は金銭面や技術だけでなく人となりで選んだ方がいいです。技術や金銭面はポートフォリオで確認できます。しかし、人となりは確認しにくいです。確認したいという人はSNSをフォローして過去投稿を遡ってみてください。
過激な発言や悪口などを言っているような投稿がある場合はそっとフォローを外して依頼をしないのがいいと思います。
それが一番効果的な確認方法です。
人となりは仕事に直結してきます。上手いミックスをしてもらえたとしても満足度が低下してしまえば失敗したという気持ちになってしまいます。逆に人となりがいいと微妙にクオリティが足りなくても気にならなくなります。
自分の幸福度を上げるミックスをしてもらいたいと考えるなら金銭面と技術だけで判断することをやめてください。
どのように依頼したらいい?

歌い手初心者の皆さんはまだ依頼の仕方というのが分からないです。MIX師には依頼する時やってもらえると助かることがあります。そういった事務的な部分を解説していきます。
できるだけイメージを詳細に伝える
自分が持っているイメージはMIX師には分かりません。どんなイメージを持っているのか詳細にMIX師に伝えるようにしましょう。それが可能なのかできないのかミックス師が判断してくれるはずです。
イメージが伝わることによってミックス師も仕事がやりやすくなります。オリジナリティーを持たせたい場合どこのピッチ補正をしてほしくないなど色々な要件を伝えておくことによってMIX師もやりやすくなってクオリティが上がりやすくなります。
自分のイメージする曲の動画や音楽のURLを送る
MIX師がイメージを形にするには、より鮮明に完成形を想像できるとやりやすいです。そのため、動画や参考にしたい音楽のURLを送信するとよりクオリティが上がります。ゴール地点が見えていればただそこに到達するための道筋を進めばいいだけです。
しかし、何も参考になるものがない場合ゴールが見えずに修正だけが重なっていってしまうことになります。
そうならないためにもイメージできる動画や音楽のURLは送信するようにしましょう。
MIX師に依頼する時にやっておかなければならないこと

依頼をしようとしているけどどのような事を注意しておかなればならないか分かっていないとMIX師に迷惑をかけてしまうかもしれません。その大半が音声ファイルが原因になることがほとんどです。
MIX師に送るファイルのここは徹底しておかなければならないことを解説していきます。
音楽ファイルはWAV24bit48kHzの音源にして渡す
まずMIX師に依頼する時は音楽ファイルを渡すことになります。サンプリングレートは24bit48kHzに設定してWAVファイルで渡すと親切です。なぜMP3で渡すと親切ではないのか。
それは、圧縮されて音声が劣化している状態で送ってしまっているからです。音声が劣化しているものを音質を良くすることはMIX師であってもできません。
MIX師にもできることに限界があるからです。非圧縮ファイルで一番効率よく送ることができるのはWAVです。WAVに書き出し後ギガファイル便サービスを使用してMIX師に送信するようにしましょう。
音声ファイルに音割れがないことを確認
MIX師が一番困ることは音割れしている音声ファイルを送ってこられた時です。これに関してはどうしようもありません。MIX師にも限界があります。どんなMIX師でも音割れしている音声を良くすることはできません。
そのような時は大抵歌い手さんに歌い直しをお願いします。
そうならないように音割れしていないか確認して送信するようにしてください。
頭だしをしていることを確認
頭出しというのは歌とオケの頭を合わせることをいいます。これをしてあるのとないのでは作業効率が変わってきてしまいます。その理由がどこから始まるのかが分からなくなってしまうからです。
それだけでもMIX師のやりやすさは天と地ほど変わってきます。
頭出しの作業は必ずしておくようにしておきましょう。
エフェクトを全て外す
もしエフェクトをかけている場合はエフェクトを全て外してMIX師に送信してください。その理由はエフェクトの重ねがけになってしまうため、音声調整が上手くいかなくなったり音がにごる原因になってしまいます。
録音時にリバーブやディレイをかける方がいますが、MIX師に依頼する場合は外しておくようにしてください。
ハモリなどのトラックは分けて送信する
ハモリなど複数トラックで作成した音声は必ず別々の音声ファイルに書き出しを行ってください。
同一ファイルでまとめてしまった場合、個々のトラックを調整することはできなくなってしまいます。
そのようなことがないように別々のファイルに書き出してMIX師に送信するようにしましょう。
やっておくべきMIX師へのマナー

依頼をするならクリエイターとしてのマナーとなる部分を解説していきます。これはやっていないと問題になることもあるので必ず敬意をはらってするようにしましょう。
動画投稿後に連絡
YouTubeやニコニコ動画に動画を上げている方がほとんどだと思います。動画が完成して動画プラットフォームにアップし終えたらすぐにMIX師に連絡するようにしましょう。面倒くさいかもしれません。しかし、MIX師もその成果物が実績になります。
もちろん契約次第で公開しないこともできますが、それでも動画を公開した事を伝えるようにしましょう。
これはクリエイターとしてのマナーです。敬意をはらうための行動でもあります。相手クリエイターの方も実績になるため広げてくれますし、SNSでも宣伝してくれることもあります。
僕はボカロPもやっていますが、イラストを依頼したイラストレーターさんが宣伝してくれた事で再生数が伸びました。
そういった事もあります。Win-Winの関係が理想です。
クレジットに名前を書く
必ず動画の中と概要欄にクレジットを記載してください。クリエイターさんによってはこれは必ずしなければいけないという人もいます。故意的に入れなかったことが明るみに出ると逆鱗に触れて問題になることもあります。
これもクリエイターさんへの敬意の形です。MIXしてもらっている以上その方への敬意は忘れてはいけません。その形がクレジットです。
クレジットがそのクリエイターの宣伝になったり実績になったりします。これはクリエイターとしての義務なので必ず記載してください。
まとめ
今回はMIX師の依頼相場と依頼のやり方について解説しました。MIX師は現在の機器やプラグインの高騰でどんどん基本料金が値上がっていくのではと思います。クオリティが高い人ほど値上げは行っていくと思います。
僕も値上げは行う予定です。
MIX師相場を分かりやすく4段階に分けて説明しました。
- 0~3000円
- 3000円~5000円
- 5000~10000円
- 10000円以上
この相場が低単価なほどクオリティは安定しなくなります。
ただ覚えておいていただきたいのは、単価が高いからクオリティが高いわけではないということです。
あくまで単価が高いという事は責任の重さと同義だと思っていてください。どこの分類にいてもクオリティが高い人はいます。しかし、単価が高い分類ほどクオリティが上がる事実はあります。
選ぶ時の参考にしてみてください。
