【初心者向け】歌ってみたのミックスのやり方や必要エフェクトを紹介
歌ってみたをミックスを自分でやるとすると壁となってくるのが
- 資金の問題
- 自分の技術の問題
- 独学できるかの問題
一番ここの問題が立ちはだかってきます。今回はミックスの始める段階について惜しまずに解説していきます。ミックスの始める段階のことを理解できるので最後まで読んでいってください。
MIXとは?

歌ってみたではマイクを通して歌った音源を整える作業があります。それをミックス工程いいます。このミックス工程では主に
- 音程の調整
- ノイズの処理
- 無駄な成分のカット
- 音の粒を整える
- 歯擦音を整える
- 倍音の付加
などの工程を必要に応じてやっていきます。
ミックス作業は歌の大元となる音の部分を整えるのでそれなりのモニター環境が必要です。音を聴きとれる環境がないとミックスは成立しません。できるだけモニター環境は良いものを揃えることをおすすめします。
ミックスを始める前準備と環境構築

ミックス前の準備の段階について解説していきます。手順としては
- 必要機材やエフェクトを購入する
- 練習ミックスをする音源を用意
- 参考楽曲を用意してその曲を分析する
- 分析した結果を練習ミックスに反映する
本ミックスをするまでで学習コストは30時間以上必要になります。まずこの工程をこなしてみてください。ミックスは頭で覚えるのではなく、体と耳で覚えていくものです。そのため、座学しているより実践こなしちゃった方が早いです。
環境としては
- モニター環境の充実
- プラグインやアウトボードの充実
- PCスペックの充実
この2つの事を最優先にしていくと良いミックスが作れる環境は整います。僕自身もスピーカーは建物事情で設置できませんがヘッドホンはかなり良いものを使用していますし、オーディオインターフェイスも良いものを利用しています。
プラグイン数も充実がしているため、ミックス技術がそこに伴っていればいいミックスは作れる環境に身をおいています。
PCスペックも比較的高いものを要求されるため、最低で25万くらいは覚悟するようにしてください。
必要な機材やエフェクトを購入する
必要な機材は以下のものがあります。
- PC
- オーディオインターフェイス
- モニタスピーカー(事情がない場合は導入しておいた方がいい)
- モニタヘッドホンもしくはイヤホン
- 各種エフェクト
- DAW
これだけ必要なものは多いですが妥協が出来ない部分だと思います。だからDTMerは環境充実に何百万も使用するわけです。もちろん歌い手も例外ではありません。クオリティを求めるならそれなりの環境を手にしなきゃいけないということです。
必要エフェクトは以下の通りです。
- コンプレッサー
- EQ(イコライザー)
- ディエッサー
- リバーブ
- ディレイ
- サチュレーター
- リミッター
最低限これだけのエフェクトを揃えなければなりません。ただこれだけの数個別で購入していたらあっという間に100万円は使ってしまいます。これがセットになっているバンドル商品が発売されているのでそういったものを購入することをおすすめします。
おすすめのバンドルパックは以下のものです。
- Waves(GOLD以上)
- UADネイティブ
- プラグインアライアンス
- IKmultimedia T-racks
これがあれば大体のミックスはいけます。
練習ミックスをする音源を用意
最初から自分でミックスしたものを直球で投稿してみても良いとは思いますが、聴くにたえない音声が完成するのでそういった事を気にする人は練習をしてみてください。
ちなみに僕は聞くにたえない音声を公開していたタイプです。練習する方法はまずはやりたいと思っている音源を入手することから始めてください。好きな曲であれば尚良しです。
参考楽曲を用意してその曲を分析する
この工程は耳が育ってないとちょっときついかもしれませんが、初心者のうちから通っておいて損はありません。参考にする楽曲を用意してその楽曲を分析してみてください。そうする事でゴールが見えてきます。
ミックスというのは答えのない作業なので果てのない荒野を彷徨うようなものです。そのため、一番挫折しやすいのがミックスです。参考楽曲があれば答えがそこに自分の中で設定できるので、それに似せる形で落としどころを作ることができます。
落としどころが見えるという事は挫折する可能性は下がります。もちろん。似せて作るには耳が育たないと無理なので時間はかかりますが、そこに時間を投じることは決して損ではありません。
分析した結果を練習ミックスに反映する
参考楽曲を分析して出た結果をミックスに反映してみてください。これは正確に分析が出来ていなくても良いです。あくまで練習なのでそこまでクオリティに忠実でなくても構いません。もちろん。本気でやらなければ意味はありません。
ただ初心者のうちは分析さえままなりません。耳が育っていないのでリバーブ感は分からなければコンプ感などの音も聞き取れないはずです。集中して聞いてその音に似たものを試行錯誤して作ることに意味があります。
まずその体験から始めてみてください。
ミックスの基本的な流れと手順

ミックスはどのような工程で行われているか解説していきます。難しい工程がずらっとあるのではないかと想像する人は多いと思います。難易度は別として工程はいたってシンプルです。
- 音源の取り込みと整理
- ノイズ処理
- ピッチ調整
- エフェクト処理と調整
これくらいの事しかやることはありません。マスタリングもするなら工程は増えますが今回はミックスのみで解説をしていきます。
音源の取り込みと整理
まずは音源を取り込んでください。トラック毎に分けてもらっている場合はそのトラックをまとめる作業をします。そのまま音源としてもらっている場合はまとめるところはないのでそのまま読み込んだままで大丈夫です。
ノイズ処理
環境ノイズというのは必ず宅録の場合は乗ってしまいます。それを取り除く作業をしななればなりません。まずは必要ない部分をカットしていき、ノイズの乗っていそうな部分を挟みツールでカットしたり、縮小したりしてノイズ源を取り除いていきます。
最終的な作業はプラグインにお任せします。声に一緒に乗ってしまっているノイズについては人の手ではどうしようもないからです。
そこで使用するプラグインは
- RX
- Clarity Vx
この2つのどちらかになります。両方ともかなり優秀です。大体のノイズはカットしてくれます。どちらもちょっと高いというのがデメリットです。RXならstandard以上、Clarity VxならProを購入するようにしてください。
ピッチ調整とタイミング調整
これはエディットの作業ですが、音程とタイミングの調整を行っていきます。音程の調整は基本は簡単な調整で構いません。使用するプラグインにもよりますが、大きな調整はできません。
大きな調整をすると機械的な声になってしまうので一発で調整した声だとバレてしまいます。
タイミングの調整も大幅に外れているようならリテイクした方が良いでしょう。凄く不自然になってしまうこともあります。そのため、できるだけ音程もタイミングも小さな調整幅で済むトラックを作りましょう。
ピッチ修正とタイミング修正のプラグインとしては
- メロダイン
がおすすめです。
出来る限りstudioエディションを購入するようにしましょう。
機能としてはartistでもいけますが、機能の違いで利便性が大幅に違います。
エフェクト処理と調整
最後に音を整える作業をしていきます。その作業の時にエフェクトは使用していきます。主に使用していくエフェクトはコンプレッサーとEQ(イコライザー)です。この2つはほとんどの曲で使っているエフェクトです。
音の粒を整えて音を削る作業はどの曲もしています。
DAWのフェーダーで音量を調節するのもミックスでは非常に重要な意味を持ちます。音が一緒で同じところから出ていると音と音がぶつかり合って変な音になってしまうこともあるからです。
音量調整をして左右で振ってあげることによっていい音を作ることはできます。そこが終わってからエフェクトで音を加工していく感じになります。

歌ってみたのミックスで必要になるエフェクト

自分でミックスをしようと考えた時一番最初に思うことはどんなエフェクトが必要か分からないだと思います。歌ってみたで必要になってくるエフェクトは7種類くらいです。実際の特性のようなものからどんな用途で使っていくのか解説していきます。
コンプレッサー
コンプレッサーは音を潰して音の粒を揃えるために使用します。どういう時に使用するかというと音の大小がまばらで一定に整えたい時です。コンプレッサーはかければかけるだけ音が潰れていくので音は小さくなります。
そこを音量を調整できるコンプレッサーが多いので、小さくなった音がそのままになることはありません。
おすすめのコンプレッサーは
- Wavesのコンプレッサー
- UADの1176コンプ
僕はこの辺りに利用しています。
演奏や打ち込みをしている限り音が均一ということは滅多にありません。ほぼどんな時でもかけていくのがコンプレッサーです。コンプレッサーは必ず購入しておいた方が良いです。
EQ(イコライザー)
イコライザーは音の不要な部分を削ったり、必要なのに足りていない音の成分をブーストしたりするためのエフェクトです。主に削る目的で利用することが多いです。ブーストの場合はまだ耳が育っていない場合はしない方が良いかなって思います。
余計なところをブーストしてしまうとキンキンしたりモコモコしたりと良いことはありません。ブーストする場合はピンポイントにここが足りないって分かるようになってからです。
あと足りない成分は他のいらない成分を削ることで解消することもあるのでやたらむやみにブーストは行わない方がいいかもしれません。
おすすめのイコライザーは
- Claro
- UADのManley Massive Passive EQ
初心者にもおすすめできるのはClaroでアナログモデリングをいじりだす時になったらManleyをいった方がいいかもしれません。聴いている人には分からないかもしれませんが聴き馴染みのある音になります。
ディエッサー
歯擦音でキンキンしてしまって悩んでいる人はいませんか?そんな時はディエッサーをかけて上げましょう。ディエッサーというのは指定した周波数にだけかかってくれるコンプレッサーです。ピンポイントにかけることもワイドにかけることもできます。
かければかけるだけそこの帯域は音が潰れてしまうのでかけ過ぎてしまうとモコモコした音の原因になってしまいます。コンプレッサーをかける時くらいのかけ幅で構いません。キンキンしてしまっている部分が抑えられればそれが終了のラインです。
おすすめのディエッサーは
- Wavesのディエッサー
- IKmultimediaのディエッサー
アナログ系のディエッサーはあまり良いのはないように思えるので今はこの2つを使用しています。UADでいいのが出てきたらそちらに乗り換えします。
リバーブ
リバーブは部屋鳴りを模した空間系のエフェクトです。そのため、部屋鳴りが必要ないと考える人は使用する必要はありません。現代の音楽はリバーブはかなり薄いという印象です。
昭和とか平成中期くらいまでの曲はリバーブが深めの印象が強いため昭和色を取り入れるならリバーブはかけてもいいかもしれません。現代音楽をやるつもりなら極論かけなくても問題ないかなって思います。
おすすめのリバーブは
- UAD Ocean Way studios deluxe
- UAD Pure Palate Reverb
主に使用しているのはこの2つです。かなり自然なかかり方をしてくれるのとOceanWayの方はスタジオの鳴りを得られるプラグインなので導入しておいて損はありません。
ディレイ
これも空間系のエフェクトです。ディレイは音を遅れて聴こえさせるためのエフェクトで縦方向の空間をつかさどります。よくエコーとか言われていますが、エフェクトとしてはディレイと呼ばれています。
この空間系は先程紹介したリバーブと組み合わせて使用することが音が遅れて聴こえてくるのでどうしても薄くかけることが多いエフェクトでもあります。
おすすめのディレイは
- IKmultimediaのディレイ
- Wavesのディレイ
僕はUADのものを使用していますが、使いやすさでいったらIKmultimediaとWavesに軍配が上がります。使いやすいものを選んでみてください。
リミッター
このエフェクトについてはアナログよりもデジタルの方が強いです。AI導入も進んでいて簡単に音圧を上げてくれるし、音が大きく振れてしまっても設定した値以上にはなりません。
おすすめはiZotopeのOzone advanced一択です。
何も分からない状態でもAIが演算してくれて自動で出してくれます。ただこの演算も完璧ではないため微調整は必要になりますが、今までマスタリングに困っていたというミックス師や歌い手さんには光がさすプラグインだと思います。
サチュレーター
このエフェクトは原音に歪を加えて温かみを加えるためのものです。使用用途としては前に出したいドラムやボーカルによく使用することが多いです。音も大きくなるのでかけ過ぎは歪がかかり過ぎたり、音量バランスが崩壊したりする原因になります。
サチュレーターをかける時は音量をモニターしながら徐々にかけていくことをおすすめします。
おすすめのサチュレーターはIKmultimediaのものがかなり優秀です。
UIも簡単で初心者にも扱いやすいと思います。
バンドルパックで購入すればエフェクトは安く手に入る
エフェクトは個々で購入していくとあっという間に100万円を超えていきます。それだけ個々で購入すると高いです。しかし、バンドルパックというお弁当パックのような商品を購入することで費用を抑えることができます。
しかも、バンドルパックには必要なエフェクトは全て揃っているので購入することで今でもミックスを開始することができます。
おすすめのバンドル商品は
- Waves(GOLD以上)
- IKmultimedia T-racks
- UADネイティブ
- プラグインアライアンス
このバンドルはかなり充実度が濃いです。初心者としての初手ならWavesバンドルのplatinumがおすすめかなって思います。マスタリングまでやりたいと考えるのであればplatinumを選んでおくのがいいでしょう。
ミックスが上手くいかないならミックス師に依頼

最初は絶対にミックスは上手くいくことはありません。その理由はまだ耳が育っていないからです。練習段階の場合はまずはミックス師に依頼するで間違いはないかなって思います。
そんな簡単なものではないのでミックスをものにするのはどうしても時間がかかってしまいます。その時間をお金で解決できる手段がミックス師への依頼です。
もし自分でできないという時はミックス師を頼るようにしましょう。
僕も依頼お待ちしています。格安でミックスは行っているのでポートフォリオの価格表をご参考ください


よくある質問

ミックスを最低限やるための予算を教えてください
ミックスを最低限でやる場合エフェクトはバンドル製品でやればその日からミックスに触れることはできます。しかも安くても2万円くらいはしてしまいますが、それで全部のエフェクトが手に入るなら安いかもしれません。
大体何かしらのバンドル製品はセールをやっているので、WavesもしくはIKmultimediaがセールをやっている時は買いです。
PCを計算から除外するとDAWとモニター環境を安いもので考えてエフェクトをバンドルにすると15万くらいで揃えられます。
無料DAWのソフトの搭載エフェクトで本格的なミックスはできますか?
できないとは言いませんがおすすめはできません。そこまでの性能を備えているとしたら、cakewalk sonerかLUNAを選択すると思いますが、搭載エフェクトを使用するよりもバンドル商品を使用することをおすすめします。
ミックスにどれくらいの時間がかかりますか?
初心者が作業するとして1曲で5時間~8時間はかかります。トラック数によっては1日では終わらないこともあります。
音量調整のコツは?
オケよりボーカルが若干前に出る程度がおすすめです。音量調節をする時はDAWのデジタルフェイダーを上げ下げして行います。ボーカルが大き過ぎると浮いてきこえてしまいます。まずは他の歌い手さんや歌手の音量調節を真似することから始めてみましょう。
エフェクトはどれくらいかければいいですか?
どれくらいかければいけないかという指標はありません。しかし、自分の理想としている音に近づかない場合はもしかしたらエフェクトをかけ過ぎているかもしれません。
エフェクトをバイパスしながら原音と比較してモニタ環境で確認して引き算の考えを持ってミックスしていくといいかもしれません。
ミックスの勉強方法は?
座学で勉強するよりもまずは音楽を自分の分析をするために聞くことから始めてみましょう。そうする事で耳も育ってきて低音、中音、高音を聞き分けることができるようになってきます。
できるだけ多ジャンルの音楽を聴くようにしてください。そうする事で総合力が養われます。ミックスは聞くこととエフェクトを扱うことがセットです。同時進行で練習音源で歌ってみて自分の声を自分でミックスしてみるようにしましょう。
それを繰り返していくとかなりミックスは上手くなってきます。
ミックスは座学よりも試行回数が上達には必須です。
まとめ
今回はミックスとエフェクトについて解説してきました。正直ミックスはかなり難易度は高いです。しかし、出来ないくらいかっていうと時間はかかりますが自分でできるようになることはできます。
しかも、自分でできるようになればスキルとして稼ぐ手段にも使用することができます。お金がかなりかかってしまう事ではありますが、スキルとしては大きなものだと思います。
挫折する率もかなり高いので、できるようになってしまえば需要もあるというオマケつきです。そのため、スキルとして習得しておくのはかなり得になると思います。
今後もMIXについての解説は詳しくやっていく予定です。自活スキルを学びたいという方はぜひ僕のブログを参考にしていただけたらと思います。
